
土地を購入し新築のお家を建てる際に必ず行う「地鎮祭」
大半の方が一緒に一度行うかどうかの行事になりますが、そもそも地鎮祭ってなに?
というところからお話させて頂きます。
地鎮祭ってなに?
地鎮祭(じちんさい)とは、建築工事が始まる前のイベントで、
その土地を守っている神様(氏神様)に対して、
「土地を使用する許可を頂き、安全に建築させて下さい」
というお願いをする儀式のことです。
昔は、日本全国のしきたりとして、広く浸透していましたが、
現在では日程と費用の兼ね合いや、人々の意識の変化などから、
地鎮祭を行わないとう施主さんもいるようですね。
地鎮祭って何時やるの?
開催のタイミングは、工事が始まる直前に行われるます。
基本的には地鎮祭も他の冠婚葬祭等と同じく、
建築における縁起のいい日である大安など「六曜(ろくよう)」における吉日を選ぶ傾向にあります。
あと、建築の場合は「十二直(じゅうにちょく)」という暦注を元に選定した建築吉日からも
組み合わせて日取りを決めるケースが多いようです。
六曜(ろくよう)
先勝 | せんしょう | 何事もすぐに行動すれば吉(午前中の行動が吉) |
友引 | ともびき | 大安の次に良い日 |
先負 | せんぷ | 静かなることに用いて吉(午後よりすべて良い日) |
仏滅 | ぶつめつ | お祝い事には適さない日 |
大安 | たいあん | 全てにおいて大吉 |
赤口 | しゃっこう | 平穏な日(正午の11時~13時の行動は吉) |
地鎮祭の吉日
六曜:大安・先勝・友引
地鎮祭の凶日
六曜:仏滅
尚、赤口は地鎮祭にはあまり適さない日という意見もありますが、
赤口のには「午の刻(うまのこく)」と呼ばれる一時的に運気が吉になる時間帯が存在します。
「午の刻」とは、現在でいうところの11時から13時までのことを指します。
スケジュール的にどうしても赤口の日しか選べない場合には、
この午の刻に地鎮祭を行うことができないか調整してみると良いでしょう。
ココに注意
午の刻が一時的に運気が吉になると言っても、大安・先勝・友引より運気は下である
地鎮祭での服装や用意するものは?
服装に決まりはありませんが、お祝い事ですのでフォーマルな服装が良いでしょう。
大手ハウスメーカーや工務店などでは、全て施工業者側が容易してくれるので、
さほど心配する必要はありません。
【地鎮祭で使用する供え物の例】
地鎮祭のご祝儀っていくら位?
初穂料(はつほりょう)or 玉串料(たまぐしりょう)を準備します。
神社の神主さんに対して、祈祷や祭事の際に納める礼金のことで、相場は3万円~5万円です。
参考
初穂料はお祝い事、玉串料は神事全般、と分ければ覚えやすい
のし袋の表側には、水引(みずひき)の上側に玉串料あるいは初穂料と書きます。
地鎮祭は祭事ですから、玉串料・初穂料のいずれでもかまいませんが、
「御初穂料」と書くのが一般的だそうです。
そして、水引の下側に名前をフルネームで書きます。
地鎮祭の前後で近隣への挨拶廻り
地鎮祭は、すべての工事が始まる直前に行われるため、
「建築中は色々ご迷惑をおかけします」という意味で、
施工するハウスメーカーか工務店の担当者となども立ち会い、近所の方々へ挨拶回りをします。
挨拶回りの際には、1,000~1,500円程度の品を添えてご挨拶される方が多いようです。
もし、近隣の方が不在の場合は、工事の案内文を施工会社に用意して貰って、
ポストに入れておくと良いでしょう。
可能であれば、後日改めて挨拶に行くのが望ましいです。
その後の近所付き合いにとっても良いので近隣挨拶はとても重要です。
まとめ
冒頭でも申し上げましたが、地鎮祭を行わない方も最近では多いときいいてます。
「工事の安全を祈る気持ち」を持つ事が重要なので、形式に拘る必要もないのかもしれませんが、
私は地鎮祭を行いましたが、「今からここにお家が建つんだ!」
という気持ち的な「けじめ」もつけられて私自身はやってよかったかなと思ってます。
これから地鎮祭を行う方の参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きましてありがとうござした!
それではまたお立ち寄り頂ければ幸いです!!
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